2012年12月12日
浜松劇突2012♪「時間魔人」

12月9日の日曜日、浜松の劇団「M-planet」の第8回公演「時間魔人」を見てきました。
会場は、浜北区の浜北文化センター小ホールです。
「時間魔人」は、たいむまじんと読みます。
時間を越えるタイムマシンと魔人をかけてあって、
ワクワクしてくるような魅力的なタイトルですね。

いじめを受けていた少年の前に、未来の自分がタイムマシンに乗って現れるというストーリーです。
その中に原発や放射能汚染という現在の日本が帳面している問題や、
人工授精という出生の秘密も隠されていました。
開演を待っている間に流れていたのは、山口百恵さんや庄野真代さんといった昭和の歌謡曲。
ちょっと昔の話かなと思っていたら、劇のテーマが新しくてびっくり。

これは、終了後の写真ですが、劇のセットは時計の大小の針と歯車のみ。
いくつかの歯車を組み合わせて、時の流れをうまく表現しています。
両親の役をやっている人が、いじめのシーンになると、いじめっ子の役もやっています。
意外な二役ですね。
未来からやってきた自分は、おじいさんの姿をした魔人です。
でも、魔人でも、未来人でもなく、ただのおじいさんかなと思わせる場面や、
時間を飛び越えるところなど、よく考えられています。
いじめなんてあってはいけないし、みんなの心の中に未来の自分がいて、守ってくれていると感じました。
はままつ演劇・人形劇フェスティバル2012「浜松劇突2012」の演劇自主公演の作品です。
浜松の地域劇団の演劇は6公演あり、この「時間魔人」が最終の公演でした。
12月16日に「演技ワークショップ」、1月20日に演劇・人形劇合同公演「邯鄲(かんたん)」。
そしてファイナルイベントが、1月20日にクリエート浜松で行われます。
最優秀賞や主演男優賞や女優賞も発表されるので楽しみです。
Posted by オレンジパパ at 02:52