2013年09月07日
防災の日の避難訓練

9月1日は、防災の日。
1923年(大正12年)9月1日におこった関東大震災にちなんで制定されています。
1枚目の写真は、自宅近くのビル屋上から見た景色。
防災林の松林の向こうに海(遠州灘)が広がっています。
中田島砂丘は、昔よりやせてしまっています。

反対側には馬込川。
写真では小さいけど、浜松駅前のアクトタワーも見えます。
海と川に挟まれた地域で、海抜は2m。
津波が来ても逃げる場所が限られています。
9月1日の避難訓練というと、学生の頃はただ机の下に入るだけでした。
今は、地震と津波を想定した訓練で、近くの高い建物の屋上に避難することになっています。

この日、地域の防災訓練があることは回覧板で知らされていました。
1時間前に「ピンポーン」と隣りのお婆さんがやってきました。
「誰も出てこないけど、変だよねえ」
時間を勘違いしていたようです。
「まだ1時間早いですよ」と答えたけど、関心をもっていていいことだなと思いました。
1時間して避難場所へ行ってみると、大勢の住民が集まってきました。
でも、先ほどのお婆さんを含めお年寄りは、ビルの屋上まで避難しようとしないんです。
「上るのは大変だから下で待ってるよ」

5階建ての外付けの階段を屋上まで上がっていくのは、
ただでさえこわいのに、あわてていたら危険です。
現在、近くの遠州灘海浜公園には避難マウンドが造られています。
小高く土を盛って、避難用の小山ができます。
こちらの方がお年寄りには避難しやすいかも知れません。
犠牲者を出さないようにと、いろいろと対策が考えられています。
いつどこで災害がおこるかはわからないので、
日ごろの心構えが大切だなと思いました。
Posted by オレンジパパ at 08:18