オレンジパパの　★どすごい・おれんちタイム★

浜松の映画館シネマ・イーラで、｢孤独なツバメたち」という映画が
6月30日から7月13日まで上映されていました。
昨日が最終日で、関係者の方の舞台挨拶がありました。

この映画の試写会に行かれたお客様から
「オレンジパパさんが出ていましたよ」
と言われ、
「えーっ、身に覚えがないんですけど」
「いや、ちゃんと許可しているはずですよ」
弁護士さんのおっしゃることですから間違いないでしょうけど・・・。



それで思い出したのは、2年ほど前に店内でビデオ撮影してもよいかとたずねられたこと。
ブラジル人の旅行者の方かなあと思ったくらいで、まさか映画の撮影だとは・・・。
実際に映画を見てみると、本当だ～！！
オレンジパパの店内で出演者の日系ブラジル人の方が話している場面が2回出てきました。
オレンジパパが調理している姿も背景のように出ています。
彼らがダンスの練習をしている場所も、オレンジパパのすぐ近くでした。



オレンジパパは、ブラジル人のお客様がたくさん訪れた頃（15年ぐらい前）にポルトガル語を習いました。
彼らとコミュニケーションをとりたかったからです。
2008年頃不景気に襲われ、彼らの多くは職を失いました。
オレンジパパを利用してくれるブラジル人のお客様も少なくなりました。



彼らは、親がブラジルからデカセギに来て、日本で生まれ育っています。
にもかかわらず、日本にもブラジルにも落ち着ける場所のない孤独なツバメたちです。
日本の学校でも職場でも外国人扱いされるし、ブラジルでも居場所がありません。
その若者達の日本での生活、親の都合でブラジルで暮らすようになった様子を追いかけたドキュメンタリー映画です。
つらい境遇に生まれていますが、たくましく生きている姿がとらえられていました。